木村峻郎講演「遺産分割における税理士の盲点パート1-3」

木村峻郎 講演 遺産分割における税理士の盲点パート1-3

今回のテーマのまとめです。木村峻郎先生が厳選した参照条文を紹介させてください。

<参照条文>
1)民法1028条(遺留分)
兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分として、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める割合に相当する額を受ける。
①直系尊属のみが相続人である場合、被相続人の財産の3分の1
②前号に掲げる場合以外の場合、被相続人の財産の2分の1

2)民法1041条(遺留分権利者に対する価額による弁償)
①受贈者及び受遺者は、減殺を受けるべき限度において、贈与又は遺贈の目的の価額を遺留分権利者に弁償して返還の義務を免れることができる。以下省略

3)民法903条(特別受益)
①共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額にその贈与の価額を加えたものを相続財産とみなし、前三条の規定により算定した相続分の中からその遺贈又は贈与の価額を控除した残額をもってその者の相続分とする。
②遺贈又は贈与の価額が、相続分の価額に等しく、又はこれを超えるときは、受遺者又は受贈者は、その相続分を受けることができない。
③被相続人が前二項の規定と異なった意思を表示したときは、その意思表示は、遺留分に関する規定に違反しない範囲内で、その効力を有する。

◎<特別受益の具体例>
問 以下の記述中「特別受益」に該るものには○印を、該らないものには×印を記載して下さい。

(  )①相続人Bは医大を卒業し現在医師であるが、被相続人AがBのために支払をした医大の入学金や授業料。

(  )②相続人Cが結婚した際に、被相続人Aから貰った3千万円の持参金。

(  )③被相続人Aの土地の一部を相続人Dが借りて自宅建物を建築したが、DはAに対し毎月相場の賃料の支払いをしていた場合。

以上