木村峻郎弁護士のひとこと「刑事政策講義改訂版その2」

木村峻郎弁護士のひとこと

刑事政策講義改訂版
(法令改正により、現行の法令と違う場合があります。)

刑事政策を勉強するに際して

序 章

刑事政策を勉強し、答案を作成するに際して

1 刑事政策は、はしがきにも述べたように犯罪防止を目的とするものである。
そのためにいかなる対策を講ずることによって犯罪防止に役立つのかが議論の中核となるが、それの対策の樹立は決して思いつきでなし得るものではない。
いかなる犯罪が、どのくらいの量で発生しているかという現状を正確に認識したうえで、口当該犯罪が発生するのはいかなる原因に基づくのかを究明分析しなければならない。
かかる現状・原因をふまえることによって、どのような対策を講じたらよいかが初めて明らかにされるのである。
従って現状の把握・原因の分析及びその対策は、司法試験における刑事政策の三大要素である。
答案を作成するにあたって、この3点に関する論述は決して見逃してはならない。

(続く)

アイランド新宿法律事務所代表弁護士木村峻郎