木村峻郎弁護士講義「民法第21回,契約以外の債務負担」

木村峻郎弁護士講義
「民法第21回,契約以外の債務負担」

民法第21回 木村峻郎弁護士が作成した契約以外の債務負担についての演習問題です。民法は今回で終了となります。

著 木村峻郎(アイランド新宿法律事務所 弁護士)

<第4 契約以外の債務負担>
AとYとの間には何らの契約がないにも拘わらず、Aが損害を被った場合、Y に対してその責任追及する民法の規定はあるか。あるとすればその規定を述べて下さい。

【 参 考 条 文 】
①不法行為による損害賠償 同第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

②不当利得の返還義務 同第703条
法律上の原因なく他人の財産又は労務によって利益を受け、そのために他人に損失を及ぼした者(以下この章において「受益者」という。)は、その利益の存する限度において、これを返還する義務を負う。

③事務管理 同第697条
義務なく他人のために事務の管理を始めた者(以下この章において「管理者」という。)は、その事務の性質に従い、最も本人の利益に適合する方法によって、その事務の管理(以下「事務管理」という。)をしなければならない。

④管理者Bによる本人Aに対する費用の償還請求等 同第702条管理者は、本人のために有益な費用を支出したときは、本人に対し、その償還
を請求することができる。

以上

アイランド新宿法律事務所