木村峻郎弁護士講義「民法第12回,遺言書の効力,要件」

木村峻郎弁護士講義
「民法第12回,遺言書の効力,要件」

民法第12回 木村峻郎弁護士が作成した遺言についての演習問題です。こちらも末尾参考条文を紹介しております。

著 木村峻郎(アイランド新宿法律事務所 弁護士)

第4<遺言の効力>
被相続人Aが作成した自筆証書遺言には以下の取扱が為されていた。この場合の当該遺言の効力はどうなるか。

(1)Aの作成した遺言書は一通だけであったが、遺言書には作成年月日が記載されていなかった場合。

(2)遺言書の日付が「平成27年吉日」と記載されていた場合。
   ※日付が「平成25年結婚記念日」と記載されていた場合はどうか。
(3)遺言書の「A野 B男という署名」の後に、押印に代えて手書きで○A野と記載した場合。

(4)署名の後に押印に代えて花押をした場合。
  (花押とは、署名の代わりに使用される記号をいう)

(5)遺言書の作成者名義が「C・Dの父」としか記載されていなかった場合。

(6)Aは本名ではなく「ペンネームとして使用していたZという名称」を遺言書に記載した場合。

(7)遺言書の内容に「相続は長男Cに委ねる」という記載をした場合。

(8)遺言書の内容に「相続財産は長男Cに委ねる」という記載をした場合。

※民法968条(遺言書の要件)
1.自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、①その全文、②日付及び③氏名を自書し、これに④印を押さなければならない。
2.省略

続く    

アイランド新宿法律事務所