木村峻郎弁護士講義「民法第1回,法律の学び方」

木村峻郎弁護士講義
「民法第1回,法律の学び方」

今回から、木村峻郎弁護士が厳選した法律の学び方及び民法第1回(試験対策等)についてご説明していきます。

著 木村峻郎(弁護士 アイランド新宿法律事務所)

<第1 法律の目的から勉強方法を掴む>
1<法律の目的>
=AとBとの具体的なトラブル(争い)について、法律を適用して解決を図る。

2<勉強方法の確立> 
1)条文の知識
=各試験は具体的紛争事例において、直ぐに適用すべき条文を操作することができるか否かを判断する。
※基本的事例毎に適用される条文を整理して暗記する訓練を優先的に行う。
(前回の講義で述べたことの再確認)

2)AとBとの紛争について法律による解決を図る際、或る条文が適用できるか否かという問題がある。
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それは多くの場合が、要件の定義を知っているか否かの問題として出題される。
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そこで「重要な条文の構成要件要素の定義を抜き書きして暗記する」勉強をする。(本日の講義のポイント)

<第2 条文適用能力の問題>
◎練習問題を解いてみましょう。

平成28年5月11日、AはBからBが所有する建物を、代金3000万円、引渡しを同年6月10日とする売買契約をした。
しかし、同年6月10日になってもAはBから建物の引き渡しを受けていない。この場合、以下の問に答えて下さい。

1)Bが引渡しをないことにつき、AはBにどの様なことを主張することができるか。この事例においてAはBに対し、損害賠償を請求するためにどの様な要件を備えなければならないか。適用条文を示して答えて下さい。
                                
                                                 
                                    
                                    

2)AがBに対し契約を解除するためには、どの様な要件が備わっていなければならないか。適用条文を示して答えて下さい。
                                     
                                                   
                                    

3)BがAに対し代金の支払請求又は損害賠償請求をすることができる場合があるか。適用条文を示して答えて下さい。
                                     
                                                   
                                    

4)BがAに契約解除を主張できる場合があるか。適用条文を示して答えて下さい。
                                     
                                                   
第二回へ続く                            
以上

アイランド新宿法律事務所