木村峻郎弁護士のひとこと「Behind THE COVE⑶」

木村峻郎弁護士のひとこと
「Behind THE COVE(3)」

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(抜粋)その2

田舎の漁村に、多くの外国人が出入りしているということを、肌で感じた。
次に目を引いたこと。それは田舎の魚市場は大抵、柱があって、屋根があって、あとは明け透けな感じなのに、太地町の漁港は、酷署の厳しい中、海に面する部分のほとんどのシャッターを閉め、最低限の出入りのところしか解放していなかったことである。
お邪魔した8月は、追い込み漁の解禁前であることから、シー・シェパードはいなかった。
しかし、それでも警戒を余儀なくされ、酷暑にもかかわらず、市場をできるだけ閉めて業務にあたらなければならない様子に、胸が痛んだ。
偶然近くにきた、漁協にお勤めのり駄りかな青年にお話しを伺った。
(もしかしたら、サングラスをかけた、でかい輩の私はシー・シェパードと間違えられていたのではないだろうか)
まず、シャッターについて聞くと、案の定、隠し撮りを警戒してだという。 魚市場では、シー・シェパードが来る時期になるとシャッターを完全に締め、敷地の車が出入りするところにも巨大なカーテンを2重に閉め、部外者の立ち入りを厳重に禁止しているようである。
しかし、かの団体は、市場に侵入できない場合にも「残虐な写真を求めて」
「望遠レンズを使って」ときには「山の上から」あるいは「魚市場の対岸の方面から」までも隠し撮りをするのだという。
それでも、魚市場で働く方々は、 「自分達はいいけれど、加工業者の方が気の毒でならない」と
話されていた。
事情を伺うと、シー・シェパードは、住居侵入など法に触れるところはギリギリ回避をしてくるので、
加工業者さんの家までは入ってこない。広い敷地をもっている加工業者さんは、問題ないのだが、道路に面したところに家がある加工業者さんなどは、 道路からシー・シェパードに24時間監視をされているそうだ。このような行動は確かに刑法には触れないのであろう。しかし、加工業者さんのプライバシーなどの大切な人権を侵害している、それこそ「非人道的」な行為と言えるのではなかろうか。